劇団ダダン2013年度外語祭特別公演

作:テネシー・ウィリアムズ
ガラスの動物園』
演出・訳・台本:朴 建雄

 1120()23()  

東京外国語大学 研究講義棟 333教室
 

◇出演◇ 

浅野真純/井ノ上理華/朴建雄/ソラ

◇スタッフ◇

池村 直美 当日制作

  石見 舟 ドラマトゥルク,宣伝,パンフレット

小林 由佳 映像制作

田村 奏子 宣伝美術 

対馬 友希 当日制作

林 沙羅 宣伝美術  

廣田 侑奈 舞台監督 

山澤 沙江子 衣裳  


ある小説の登場人物の言葉にこういうものがあります。

「思い出はあなたの身体を内側から温めてくれます。
でもそれと同時にあなたの身体を内側から激しく切り裂いていきます。」

この言葉は、『ガラスの動物園』という戯曲のテーマとぴたりと一致するように思います。この戯曲の登場人物はみな、身体を内側から温めてくれはしますが内側から激しく切り裂く思い出をもっています。思い出の中で過去は脚色され、美化され、その美しい幻想との対比で、どうしても現在は醜く見えてしまいます。そしてその醜さのために過去はいっそう美化されていきます。

この相互関係は、「生活」と「人生」という単語にも当てはまります。ある作家によれば、「生活」とは、生きていくため日常で必要な灰色の行為であり、「人生」とは生きていくうえでの指針、華々しい理想です。多くの人間は、この「生活」と「人生」の間で引き裂かれ、苦しみながら生きています。「生活」は現実であり、「人生」は幻想です。

この公演では、いまではないどこかにある美しい幻想と、今ここにある醜い現実の狭間を描きます。

演出 朴建雄 

(以上当日パンフレットより抜粋)


 

 



公演は終了しました。ご来場誠にありがとうございました

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